デジタルガバナンス・コード2.0が取りまとめられました

あらゆる要素がデジタル化されていくSociety5.0に向け、経済産業省は、企業のDXに関する自主的取組を促すため、デジタル技術による社会変革を踏まえた経営ビジョンの策定・公表といった経営者に求められる対応を「デジタルガバナンス・コード」として令和2年11月9日に取りまとめられました。
今般、同コードの策定から2年が経過し、経済産業省では「コロナ禍を踏まえたデジタル・ガバナンス検討会」を開催し、同検討会の議論を踏まえて、必要な改訂を施した「デジタルガバナンス・コード2.0」を取りまとめられました。詳しくは、経産省リリース情報(こちら)を参照ください。

デジタル産業の創出に向けた研究会の報告書『DXレポート2.1(DXレポート2追補版)』取りまとめ

経済産業省から、企業がデジタルトランスフォーメーションを加速するため、DXレポート2(中間取りまとめ)を補完する形で、デジタル変革後の産業の姿やその中での企業の姿を示すとともに、今後の政策の検討の方向性を示す、DXレポート2.1 (DXレポート2追補版) として取りまとめられました。こちらを参照ください。

Society5.0における新たなガバナンスモデル検討会報告書(Ver.2)について

経産省のSociety5.0における新たなガバナンスモデル検討会により、2021年8月2日「GOVERNANCE INNOVATION Ver.2: アジャイル・ガバナンスのデザインと実装に向けて」の日本語版および英語版が公表されました。

世 界 が 直 面 する様々な 課 題をデジタル 技 術 によって解 決 する「Society5.0」を実現するためには、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステム(CPS :サイバー・フィジカルシステム)の社会実装を進めつつ、その適切なガバナンスを確保することが不可欠である。

CPSを基盤とする社会は、複雑で変化が速く、リスクの統制が困難であり、こうした社会の変化に応じて、ガバナンスが目指すゴールも常に変化していく。そのため、Society5.0を実現するためには、事前にルールや手続が固定されたガバナンスではなく、企業・法規制・インフラ・市場・社会規範といった様々なガバナンスシステムにおいて、「環境・リスク分析」「ゴール設定」「システムデザイン」「運用」「評価」「改善」といったサイクルを、マルチステークホルダーで継続的かつ高速に回転させていく、「アジャイル・ガバナンス」の実践が必要である、と報告されています。

詳しくは、経産省のホームページ(こちら)を参照ください。